日本城郭検定　2級　受験報告

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2級

　2級の問題は、準1級と比べるとやさしいものでした。市販されている「公式問題集」と同じ問題もいくつもでました。私が今回間違えた問題は7問ですが、そのうち4問が問題集と同じ問題だったので、ちょっと残念。
　準1級と同じく60分で100問でしたが、最後にマークミスを直したあとも7,8分余裕がありました。

7月26日、合格通知が届きました。93点で第2位での合格でした。

1.現存天守のうち高欄がないのは。 犬山、松山、丸岡、宇和島。
宇和島で正解。
2.熊本城宇土櫓は何重何階か。 4重4階、3重3階、4重6階、3重5階。
3重5階で正解。
3.多賀城の外郭防衛構築物はどれか。 板塀、築地塀と木柵、油塀、筋塀。
築地塀と木柵で正解。問題集にあり。
4.八王子城御主殿虎口前の石段はどの城を参考に造られたか。 武田氏館、小田原城、安土城、春日山城。
安土城で正解。
5.壁に瓦を張り漆喰で補強した海鼠壁の櫓は金沢城が有名だが、他にもある。どの城か。 新発田城、明石城、犬山城、赤穂城。
新発田城で正解。
6.古代から江戸時代までに日本で造られた城の数はどれくらいか。 2千、4千、4万、10万。
4千を選び不正解。正解は4万。問題集にあった。
7.篠山城についての説明で誤っているのはどれか。 ・天下普請による城である。
・家康が豊臣氏に備え山陽・山陰へ通じる要衝として築城した。
・近年、天守が再建された。→これを選び正解。
・縄張は藤堂高虎で、3つの角馬出で虎口を固めた。
篠山は御殿が再建されたのである。また最後の選択肢は、篠山と名古屋本丸が相似形だ、という準1級も問題にも通じる。
8.1274年の文永の役で元の襲来を経験した幕府が、再度の来襲に備えて博多湾岸に築いた石塁をなんと言うか。 弘安防塁、博多防塁、大宰府防塁、元寇防塁。
弘安防塁を選んで不正解。考えすぎた。元寇防塁が正解。問題集にもある。
9.26年の歳月をかけて築城した当初の5重天守が焼失。幕末に3層の天守が再建された連立式天守の城は。 松江、高知、松山、松本。
松山を選び正解。この中で連立式天守もこれだけなので簡単。
10.江戸城の石垣の石切り場は主にどこだったか。 神田駿河台、伊豆、多摩八王子、下野大谷。
伊豆で正解。
11.関ヶ原で西軍を率いた毛利輝元は、領地をわずか2国に減らされた。長門とどこか。 石見、豊前、周防、安芸。
周防で正解。あまり城は関係ない問題。
12.馬屋はどの城にもあったが、現存する城はどこか。 姫路、和歌山、松本、彦根。
彦根で正解。佐和山口を入ってすぐの所にある。
13.信長が「天下布武」を打ち出した時の居城はどこか。 小牧山、清洲、安土、岐阜。
岐阜で正解。
14.小田原攻めの時に石田三成が水攻めにした城はどれか。 忍城、小田原城、高島城、松井田城。
忍城で正解。映画「のぼうの城」で話題にもなった。
15.岩村城に関する説明で誤りはどれか。 ・山麓に城主の館があった。
・717mの高所に立つ近世の山城である。
・土塁のみで石垣はない。→これが正解
・日本三大山城と呼ばれる。
16.犬山城は別名・白帝城というが、その命名者はだれか。 徳川家光、徳川義直、荻生徂徠、新井白石。
後2者で迷ったが、荻生徂徠を選んで正解。
17.高取城の説明で誤りはどれか。 ・水堀がある。
・近世三大山城の一つである。
・27の櫓があった。
・幕末、天誅組に攻略された。→攻略されず撃退した。これが正解。
水堀は猿石のところにあった。水堀を選んで不正解だった。
18.豊臣秀吉が築いた大坂城天守について誤りはどれか。 ・外壁は黒漆塗の下見板張であった。
・5重の天守であった。
・日本で最初の層塔型天守であった。→これが正解。
・金箔瓦が葺かれていた。
大坂城天守についてうろ覚えでも、天守の種類と歴史を勉強してればわかる問題。
19.津和野城に関する記述で誤りはどれか。 ・鎌倉幕府が能登の豪族吉見氏に築かせたとされる。
・山城の石垣として全国屈指の壮大さを誇る。
・山頂に三重の天守が残る。→これが正解。
・別名は「三本松城」である。
現存天守12個に入っていないのだから簡単。
20.徳川・武田が争奪戦を繰り広げた高天神城について誤りはどれか。 ・高天神を制すれば遠江を制すといわれた。
・今川氏の支城だった。
・武田勝頼が攻略した。
・武田信玄が攻略した。→これが正解。
難しかった。信玄はここを包囲したが落としていない、ということを受験勉強で読んだ記憶があった。
21.次の中で本来は海城だったのはどれか。 松江、大分府内、湯築、宇和島。
宇和島で正解。城絵図で周りが海だったのを覚えていた。問題集にもあり。
22.藤堂高虎の出身地はどこか。 三重県、愛知県、滋賀県、愛媛県。
滋賀県で正解。実はよく覚えていなかったがヤマカンであたり。高虎は近江出身で浅井氏に仕え、姉川の戦いで活躍し浅井長政から表彰されている。その後、羽柴秀長に仕えてのち出世していく。
23.月見櫓がない城はどれか。 岡山、福山、松本、掛川。
掛川が正解。どれも行ったことがあるので知っていた。
24.石垣の少ない東北の城の中で、本丸・二の丸・三の丸・本丸腰曲輪の全てが石垣なのはどこか。 会津若松、盛岡、山形、仙台。
盛岡で正解。問題集にあり。
25.近世の城下町は4つの要素から町割りが行われた。城、武家屋敷、町家と何か。 市場、農地、寺社、宿場。
寺社で正解。
26.名古屋城本丸御殿は現在復元工事中だが、いつ焼失したか。 明治時代、江戸時代、昭和時代、大正時代。
昭和が正解。空襲で天守ともども焼けた。
27.写真は江戸城天守台である。このような石の加工・積み方をなんというか。 打込接・谷積、切込接・布積、切込接・谷積、打込接・布積。
切込接・布積が正解。問題集にあり。
28.後水尾天皇を二条城に迎えたのは誰か。 徳川秀忠、徳川家康、徳川家綱、徳川家光。
家光で正解。秀忠と迷った。この出来事は1626年のことで、家光は1623年に将軍になっていたが、秀忠も大御所として上洛している。
29.藤堂高虎が改修し明治まで藤堂藩の居城だったのはどの城か。 松坂、伊賀上野、今治、津。
津が正解。準1級でも津が答えの類似問題が出ている。
30.豊臣秀吉が築いた朝鮮出兵のための名護屋城の普請奉行に3人が命じられた。あてはまらないのは誰か。 増田長盛、加藤清正、黒田長政、小西行長。
わからないので考えた結果、増田長盛を選び正解。
全員出兵しているが、普請となると他3人の名をあげてあるサイトがあった。この3人は九州に所領があった。
31.松尾芭蕉をまつる俳聖殿がある城は。 伊賀上野、仙台、山形、松坂。
伊賀上野で正解。松坂城内には本居宣長の鈴屋が移築されている。
32.ルイス・フロイスが信長に会見し、安土城や岐阜城について書いた書物はどれか。 「セミナリオ」「信長公記」「菊と刀」「日本史」。
「日本史」が正解。
33.戦国大名は築城にあたり、農民を動員したが、その際に何を持参せよと命じたか。 鋸(のこ)、金槌、鍬ともっこ、鉋(かんな)と鑿(のみ)
鍬ともっこが正解。農民には作事ではなく普請(土木工事)をさせたから。問題集にもあり。
34.東海道が城下に入る道を防御のために曲げて作り「27曲り」の碑があるのはどこか。 岡崎、掛川、静岡、浜松。
わからなかったが、岡崎を選び正解だった。
35.8世紀頃の日本海側最北の代表的城柵はつぎのどれか。 城輪柵、秋田城、磐舟柵、久保田城。
磐舟柵を選び不正解。正解は秋田城。問題集にあった。
36.会津若松城の屋根瓦は雪に強い上薬を使ったが、その色からなんと呼ばれるか。 黒瓦、赤瓦、青瓦、白瓦。
赤瓦が正解。
37.江戸幕府が城絵図を提出させたのはいつか。 元和年間、慶長年間、正保年間、元禄年間。
正保年間が正解。
38.江戸幕府が出した一国一城令は元和何年に発したか。 元和元年、元和5年、元和10年、元和20年。
元和元年(1615)が正解。武家諸法度の直前である。ただ厳密には慶長20年のようである。旧暦7月13日に元和に改元したのだが、一国一城令は閏6月発令なので。武家諸法度は改元後7月発令。
39.伏見城からの移築とされる明石城の坤櫓だが、その外壁はどの様式か。 黒漆喰総塗籠、白漆喰総塗籠、海鼠壁、下見板張。
白漆喰総塗籠が正解。見たことがあれば簡単。
40.土塁の上部にだけ築かれた石垣をなんと言うか。 鉢巻石垣、腰巻石垣、半石垣、頭巾石垣。
鉢巻石垣が正解。
41.七つの尾根に築かれたことから名付けられた七尾城だが、その石垣の特徴はどれか。 ・高石垣がある。
・低い野面積石垣を数段積み上げている。→正解。
・扇の石垣がある。
・切込接の石垣がある。
100名城だが行ったことがないので、予習してあった。
42.徳川幕府による西国監視の最前線として築かれた城で、天守の北面外壁に鉄板が使用されたことや、伏見城から移築されたとされる櫓で知られるのはどこか。(復元天守の写真付き) 広島城、岩国城、福山城、郡山城。
福山城で正解。鉄板で決まり。
43.乾櫓とは城のどの方向を指す櫓か。 南東、北東、北西、南西。
北西で正解。簡単。
44.番所についての説明で間違いはどれか。 ・一般的には独立した一戸建て。
・城門の近くにあり人の出入りを監視。
・重要な役割のため建物は格式の高い造り。→これを選択した。
・主要な門の番所は門の開け閉めが重要な仕事。
実は、この正解はどれだかわからなかった。しかし模範解答によると私が正解のようだ。
45.山梨県内にある城郭遺構で甲斐源氏武田氏と関係がないのはどれか。 甲府城、武田氏館、新府城、要害城。
甲府城が正解。新府は勝頼が最後に築いた城。要害城は詰城。甲府は武田滅亡後に築城。
46.安土城大手の一直線の石段は安土以前の信長の城にその原型が見られる。どこか。 清洲城、那古野城、岐阜城、小牧山城。
小牧山城が正解。見てきた。
47.会津若松城は葦名氏が城主だった室町時代にはなんと呼ばれていたか。 黒川城、会津城、白河城、若松城。
黒川城が正解。ホームページ作りで知っていた。
48.大藩の御家騒動を描いた歌舞伎の「伽羅先代萩」のモデルの城はどれか。 萩城、赤穂城、水戸城、仙台城。
仙台城が正解。何となく知っていた。
49.城名と城主の組み合わせで間違いはどれか。 ・鹿児島城-島津氏-薩摩藩
・高知城-山内氏-土佐藩
・久保田城-最上氏-久保田藩　→これが正解。佐竹氏。
・弘前城-津軽氏-弘前藩。
50.天守は一般的に天守台の上に立てられるが、天守台のない天守はどれか。 松山城、松江城、高知城、岩国城。
高知城が正解。本丸塁線石垣上に立っている。
51.徳島城の天守はどの曲輪にあったか。 東二の丸曲輪、本丸曲輪、山里曲輪、三の丸曲輪。
東二の丸が正解。天守が本丸になかった城は他に水戸城がある。
52.江戸城の平川門に続く特徴のある曲輪をなんと言うか。 二の丸曲輪、平川曲輪、山里曲輪、帯曲輪。
帯曲輪が正解。
53.小田原城の総構の著名な遺構はどれか。 小峯曲輪、南曲輪、小峯御鐘ノ台大堀切、八幡山古郭東曲輪。
小峯御鐘ノ台大堀切が正解。見てきた。
54.白河小峰城のシンボル三重櫓は戊辰戦争で焼失した。平成3年に再建されたが次のどの形で再建されたか。 外観復元、木造復元、模擬復興、外観復興。
木造復元が正解。文化庁の定める基準での木造復元の最初である。
55.城郭部が城下町よりも低い所にある城を「穴城」という。どの城か。 小諸城、上田城、小田原城、水戸城。
小諸城が正解。
56.天守の屋根に鯱を最初に上げたとされるのはどの城か。 小谷城、岐阜城、安土城、佐和山城。
岐阜と答えて不正解。安土が正解。ベタにいけばよかった。
57.姫路城菱の門の形式はどれか。 櫓門、高麗門、四脚門、楼門。
櫓門が正解。
58.福岡城は古代の迎賓館の跡に築城されたが、その迎賓館とはどれか。 崇福寺、鴻臚館、名護屋城、水城。
鴻臚館で正解。
59.八王子城を造ったのはどの一族か。 上杉氏、武田氏、後北条氏、徳川氏。
後北条氏が正解。
60.江戸中期、上田の仙石氏が出石に国替えの際、そば職人をつれていったことから、そばが名物になった出石は何県か。 兵庫県、福島県、岡山県、鳥取県。
兵庫県で正解。
61.現在の文化財保護法の国宝第一号の城はどれか。 犬山城、松本城、姫路城、彦根城。
確信はなかったが素直に姫路を選んで正解。
調べたら、姫路は1951年だが残りは1952年のようだ。
62.藤堂高虎が最初(1596年)に築いた城はどれか。 丸亀城、伊賀上野城、宇和島城、徳島城。
宇和島が正解。
63.層塔型天守は下重のある部材の上に上重の柱を建てる五重塔と同じ技法で建てられる。下重のある部分とはどれか。 柱、部屋、屋根、梁。梁が正解。
64.江戸は日本で一番大きい総構の城下町ですが、次のうち外郭城門はどれか。 桜田門、虎の門、坂下門、半蔵門。
虎の門が正解。
65.豊臣大坂城の天守の形式は。 層塔型、物見櫓型、望楼型、五重塔型。
望楼型が正解。
66.望楼型天守で外観の屋根と内部の階が一致するのは広島城など少数である。次のうち重・階が一致しているのはどれか。 安土城、岡山城、彦根城、豊臣大坂城。
彦根城で正解。三重三階である。
67.天守の廻縁には、手すりがある。なんと言うか。 柵、高欄、低欄、中欄。
高欄が正解。
68.関ヶ原の戦い後、石垣の規格加工石は、石材の石目を読んで穴をあけ、鉄楔を打ち込んで石を割り、大量に造れるようになった。その石の穴をなんと言うか。 矢穴、楔穴、石穴、鉄穴。
矢穴が正解。問題集にある。
69.天守の外壁は竹を縦横に組んで造った格子を骨組みとし、壁土を重ね塗りした土壁である。この竹の格子をなんと言うか。 竹格子、小舞、竹舞、竹組。
小舞が正解。
70.新発田城の本丸には天守にかわる珍しい三重櫓がある。その特徴は。 屋根がT字型、屋根が十字型、屋根が石瓦、屋根が方形。
T字型が正解。行ったことがある。海鼠壁も特徴の一つ。問5でも出題されている。
71.大宰府を守るために大野城などの築城を命じた天皇は誰か。 天智天皇、仁徳天皇、用明天皇、推古天皇。
天智天皇が正解。問題集にある。
72.白鷺城と言われる姫路城天守外壁は、石灰と麻をまぜた漆喰を塗って仕上げたものだが、その名称はなんというか。 漆喰壁、塗籠、白壁、石灰壁。
塗籠が正解。
73.写真は解体修理中の石垣である。このような形状の石をなんと呼ぶか。 飼石、間石、積石、裏込(栗石)
積石が正解。この問題は写真付きだが、問題集に出ている。
74.徳川大坂城は、豊臣大坂城を埋め立て、豊臣大坂城天守の2倍以上の天守を再建したが、完成時の将軍は誰か。 秀忠、家康、家綱、家光。
1665年に39年で焼失したのだから完成は1626年。家光(1623-51)で正解。
75.天守以外の隅櫓や櫓門に付け足した一重二重の櫓を続櫓というが、天守に付け足した櫓の名前はどれか。 巽櫓、付櫓、天守太鼓櫓、天守続櫓。
付櫓が正解。
76.曲輪の隅や城壁が折れ曲がる所などは防御上重要で、多くは二重櫓を建てた。この櫓の名称はどれか。 角櫓、隅櫓、監視櫓、折れ櫓。
隅櫓が正解。
77.中世の城といえば山城が一般的だが、めずらしく中世の平城が東北地方にある。どれか。 白河小峰城、根城、多賀城、久保田城。
根城が正解。行ったことがないので勉強してあった。問題集にある。
78.古代山城・鬼の城の城壁外周は2.8kmもある。この城壁の大部分は何で作られていたか。 版築土塁、築地、打込接石垣、野面積石垣。
版築土塁が正解。これも行ったことがないので勉強してあった。
問題集の問92を改変した問題。
79.天守の構造で、下階よりも上階が張り出した造りを「南蛮造(唐造)」という。つぎのうち南蛮造でない城はどれか。 小倉城、今治城、岩国城、高松城。
今治城が正解。
80.文化庁が定めた再建基準を満たし、史実と同じ位置に同じ外観と内部構造で木造再建された天守を復元天守という。次のうち復元天守でないのはどれか。 掛川城、白河小峰城、小倉城、大洲城。
小倉城が正解。
81.安政元年(1854)に建てられ日本最後の天守創建となったのはどれか。 五稜郭、松前城、大洲城、松山城。
松前城が正解。なお、伊予松山は1784年に焼失後、1852年に再建されたので現存天守の中では最も新しい。
82.大陸からの侵攻に備えて7世紀頃に対馬に築かれた城塞はどれか。 金田城、水城、基肄城、大野城。
基肄城を選んで不正解。金田城が正解。問題集にあった。
83.層塔型天守では一重目の建を特別に高く取り内部を二階分とすることが少なくない。次のうち三重四階の層塔型天守はどれか。 岡崎城、小田原城、会津若松城、掛川城。
小田原城で正解。岡崎と掛川は望楼型、会津若松は5重天守である。
84.切り立った断崖が天然の要害となっている城で、大手道の崖側に石塀を設け、その頂部に「かまぼこ石」 と呼ばれる半円形の石が置かれているのはどの城か。 岡城、鬼ノ城、八王子城、郡山城。
岡城で正解。
85.沖縄のグスクには本州の城に見られない特徴がある。次のどれか。 ・土塁が多い。
・石造りアーチ門が多い。→これが正解。
・高麗門が多い。
・埋門が多い。
問題集にもある。
86.大坂城桜門枡形の蛸石は城内最大のもので、高さ5.5m、幅11.7mに達するが、その厚さはどれくらいか。 0.7m、1.7m、2m、3m。
0.7mが正解。ただし調べてみると0.9mと書いてあるサイトがある。
87.輪郭式縄張りは、本丸を中心にそれを囲むように二の丸・三の丸が配置される。次のうち輪郭式はどれか。 岡山城、盛岡城、水戸城、二条城。
二条城が正解。
88.姫路城・松山城と並び三大連立式天守とされ、昭和20年の米軍の空襲により焼失した天守はどれか。 岡山城、広島城、和歌山城、仙台城。
和歌山城が正解。
89.朝倉氏の一乗谷城に関する説明で間違いはどれか。 ・背後の山に4つの詰めの城を持つ。
・一乗谷川沿いに細長い城下町を形成した。
・天守台が発掘された。→これが正解。 ・朝倉氏館跡が発掘された。
問題集の問52の解説を読むとわかる。
90.沖縄北部の今帰仁城に関する説明で間違いはどれか。 ・石灰岩を使った「大曲り」の城壁がある。
・世界遺産に指定されている。
・銃眼を設けた石造りの門がある。
・ペリー艦隊が訪問した。→これが正解。
ペリーが来たのは中城城。銃眼は入口の門の両側にある。外からだと目立たないが、内側は分厚い石垣の中に一人の銃撃手が入れるスペースを作ってある。
91.伊予の守護河野氏の居城だった湯築城は、四国平定を進めた武将に引き渡され幕を閉じた。その武将とは誰か。 長宗我部元親、毛利輝元、豊臣秀吉、織田信長。
豊臣秀吉が正解。実際にはその配下の小早川隆景の軍に対して開城した。
92.アイヌのチャシは砦や柵を意味するが、戦闘以外にも様々な役割があった。次の中で役割と考えられないのはどれか。 祭事場所、墓地、見張り場所、集会場所。
墓地が正解。問題集にもある。
93.石垣の角で長方形の石の長辺と短辺を交互に重ねることによって強度を増す石の積み方を算木積みというが、その由来は何か。 算盤の別名、考案者の名前、建築の材料、和算の計算用木。
和算の計算用木が正解。簡単。城郭検定のサイトの中級問題と同じ。
94.西洋式稜堡城郭である函館市の五稜郭は有名だが、同じ稜堡式の龍岡城は何市にあるか。 佐久市、神戸市、松代市、横須賀市。
佐久市が正解。
95.中世の平城で本丸跡に主殿が復元された城はどれか。 多賀城、二本松城、米沢城、根城。
根城が正解。この城は結構出題される。
96.丸岡城では城の屋根が寒さで割れないよう、瓦に工夫している。どんな瓦か。 銅板瓦、鉛張瓦、石瓦、板葺き。
石瓦が正解。問題集にある。
97.史跡のうち特に学術的価値が高いものは国指定特別史跡に指定されている。次の中で特別史跡でないのはどれか。 彦根城、多賀城、首里城、一乗谷城。
首里城が正解。特別史跡は全部でたった61件しかないが城関係は結構多い。
98.復元された4重4階の天守と高欄櫓・台所櫓・苧綿櫓・三の丸南櫓の4つの櫓が現存する城はどこか。 和歌山城、大洲城、松江城、久保田城。
大洲城で正解。苧綿櫓の名前はここしかないので決まり。
99.姫路城天守の平成の大修理で大天守から新たな発見があったが、それはどれか。 窓、武器庫、石落、台所。
窓が正解。問題集にあった。
100.日本三名園の一つ兼六園の命名者は誰か。 5代藩主前田綱紀、初代藩主前田利家、白河藩主松平定信、徳川吉宗。
前田綱紀を選んだが不正解。松平定信が正解。知らなかった。